いや、しかし今まで飛行機に乗ったことがないというか、本州を離れて海を 渡ったのすら数えるほどしかなかった私が、アメリカで独りで暮らしただなんて、 今思っても不思議な感覚です。英語は結局、ほとんど上達しなかったけど、 完璧には話せなくても、いざとなったら結構なんとかなるということが わかりました。特にトラブルに見まわれたとき、自分でも驚くくらいにためらいなく 会話ができて（もちろん流暢ではなくて、あくまでカタコトですが） びっくりしました。事故ったときとか、ポリスカーに停められたときとか・・ 火事場のなんとかっていうやつ？
あと、仕事絡みの会話だと、そこそこついていけるけど、 ありふれた日常会話でけっこうつまづくことが多かったような気がします。 （相手が何を話そうとしてるのか先が読めなかったりするので・・）

アメリカに来たことの収穫は、なんといっても「クルマの免許」ですね。 日本だと何十万もの金と数ヶ月の時間が必要なのに、わずかの練習と$40程度で とれてしまったし、、実は現在、アメリカの免許で日本でも運転しようと思って、 国際免許証を発行してもらっているのでした。日本で発行してもらう国際免許証と 同じデザインで各国共通のようです（当たり前ですが）、ただ発行はPennDOT （運輸局）ではなくてAAAで担当しているのでした。日本でいうと免許センターでは なくてJAFが発行する感じですね。帰国して早速、アメリカの免許を日本の免許に 書きかえる手続きに入ったのですが、免許センターの人のいうことには、最近 中国人とかブラジル人の来日者が多くて、一人一人審査するので時間がかかっている ということでした。しかも学科試験と実技試験があるらしい・・うーむ、、 とりあえずは国際免許で１年間は堂々と乗れるはず、、だからその間に受かれば いいんだけど。。

もう１つ、アメリカで初めてゴルフをプレイしたんですが、、やっぱ私は運動の 才能ないや、ってことを再認識。半年で20回近くコースに出たのに、 「今の無し」ルール適用でもスコア120を切るのがやっとでした。 日本ではそんなローカルルールは通用しないだろうし（って世界中どこでもだ）、 それに恥ずかしいので、もう当分ゴルフをプレイすることはないでしょう。 さんざんプレイしたから、もう飽きましたよと人には言うことにしよう。

不安感よりも開放感のほうが強かったアメリカ暮らしですが、 １つ残念だったのは、独りだとどこへ出かけても淋しいということでした。 これ、本音。

ということで、以上をもちましてPittsburgh日記を終了させていただきたいと 思います。ご愛読ありがとうございました。