AREA51とは？
まずはじめに、AREA51とは何か、という処から説明せねばならないでしょう。
直接的には、AREA51とはアメリカ西部のNevada州、Las Vegasの北95マイルほどに 位置し、Groom Lakeという乾湖に面した合衆国政府所有の国有地であり、 Nevada軍事実験場とNellis空軍基地に囲まれた南北6マイル×東西10マイルの区画 のことをいいます。
しかし、合衆国政府はAREA51という場所の存在を公式には認めていません。 AREA51という呼び名は通称ですが、その由来は恐らく1950年代から60年代にかけての 古いNevada実験場の地図に見受けられる区画名から来ていると思われます。 基地周辺の上空は、ほとんどの空軍パイロットにとってさえ飛行制限されており、 別名「Dreamland（夢の国）」とも呼ばれています。
AREA51に関してこれまで広く知られていることは、U-2（スパイ偵察機）や SR-71（Blackbird）、F-117A（Stealth）といった軍用機の開発時、この場所で 秘密裏に試験飛行が行われてきたということです。軍事機密に関することなので 政府が公にしないのは当然ですが、単なる飛行試験場であれば、これほどまでに 有名になることはなかったでしょう。
この秘密基地が注視されてきたのは、過去にこの近辺でUFOを見たという噂が 後を絶たないせいです。1989年に、Las Vegas在住のBob Lazarという人物の衝撃的な 証言が公にされたことで、世間の注目は頂点に達しました。テレビインタビューの 中でLazarは、過去にAREA51内部のS-4という区画で地球外飛行物の解析調査に 携わったことがあると公表したのです。彼自身は宇宙人そのものは見たことがないと 言っていますが、AREA51内部で働いていたことは事実のようです。
以来、AREA51付近は、UFOマニアだけでなく一般の観光客までも訪れるほど有名な 場所となりました。1947年にUFO墜落事件が起きた（と信じられている）New Mexico州 Roswellと並んで、UFO研究家の聖地と言われています。 最近では、人気ドラマ「The X-Files」の第６シーズンで、２話連続の「DREAMLAND」 というエピソードとして題材にされています。

AREA51探訪記
というわけで、1999/9/6にDreamland周辺へ出かけてきました。もちろん、AREA51の 敷地の中には入れないので、境界線まで行っただけですが。。

これから行ってみようという方に、参考のためコースと注意点を記します。

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以下の写真はクリックすると拡大します


国道US93号から分岐した州道NV375の入口。"DREAM LAND"のエピソードで、 Mulder/ScullyとMIBの連中が会見した道路ですね。 堂々と「Extraterrestrial Highway（エイリアン・ハイウェイ）」を 名乗っていますが、ネバダ州観光局が呼び始めた名称が、ついに運輸局によって 正式に承認されたんだそうです。落書きとシールでべったり。


NV375。この道路、対向２車線で制限速度70mphの、ありふれた道路ですが、 "Open Ranch"になっていて、牛がときどき道路を横切ります・・ はっ、Cattle Mutilationか？？


これが噂に名高い（水曜の夜、この周辺で高い確率でUFOが観測されるという）、 Black Mailboxです。"DREAM LAND 2"のエピソードで若者が言ってた通り、現在は 白く塗られています。作品中ではカマボコ型でしたが実際は箱型で、この近くの 住人の単なる郵便箱だそうです。落書き多数（笑）。


NV375から途中で分岐して、Groom Lake Roadという未舗装の砂利道を13マイル走ると 立入禁止区域にぶつかります。この道が一般に知られているArea51の入口です。 丘の上に白いバンが停まっているのがわかるでしょうか？あの中に謎の男たちがいて、 近づく者を監視しているそうです。場合によっては撮影したフィルムを没収することも あるとか。この標識を越えて進むと、当然ながら即逮捕。$1000以下の罰金または １年以下の懲役ということになっています。


NV375沿いのRachelという集落にある、この怪しげなバラック小屋が、 Area51 Research Center。 私はここからガイドブックを購入しました。