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Pittsburgh日記 '98年11～12月

●98/12/25 クリスマス: 週に一度、英語の個人レッスンを受けています。Dianeという女の先生で、単に英会話だけではなくて、アメリカのいろんな習慣とか行事も、教えてもらっています。先生の旦那さんは教会の牧師（Pastor）さんで、その縁で、クリスマスイブの夜に、教会のServiceに誘われたのでした。
日本では教会なんて行ったことがないので、教会というとステンドグラスがあって暗くて、辛気臭くて、お説教を聞くのかなー？と思ってたのですが、、連れてこられた教会は、とっても広くて明るく、しかも厳かなミサという感じではなくて、ミュージカルみたいな寸劇を上演したり、歌を歌ったりで、アメリカらしいというか、明るい雰囲気のセレモニーでした。
だいたい、賛美歌の伴奏もオルガンとかじゃなくて、ドラムにギターのバンド調だったし。。教会の行事に参加するというよりは、近くの公民館でなんか催しがあるから行ってみるか、みたいなノリで来ている人が多かったみたいです。でも、締めくくりのキャンドルサービスは、やっぱり綺麗で、クリスマスーって感じでした。。

25日は、会社のボス（社長）の家のホームパーティーに招かれて、夕飯をご馳走になりに行きました。親戚一同が集まったらしく20人近くが来ていて、人見知りの激しい私としては、ちょっと疎外感、、ってのもあったし、だいたい、話題を探しながら初対面の人に英語で話し掛けるのって、疲れるよ。。

さて、12/28から元日にかけて、南国フロリダ（マイアミ～キーウェスト）へ出かけてきます。インターネットで航空チケットを探してたら、休暇シーズン真っ只中ということで軒並み$600～$1000くらいのチケットしかなかったのですが、いろいろサーチしてて、$300の安いフライトが見つかったのでした。ラッキー！

●98/12/16 テネシー訛り: このところ、仕事の関係で、毎月の月半ばに１週間ほど、Tennessee州東部の田舎町に滞在しなければならなくなってしまいました。その間、ホテル（ていうかモーテル）暮らしです。Pittsburghのアパート代がもったいない。。
Tennesseeは、アメリカ人に言わせても田舎と見なされているらしく、確かに平坦な地形と川と湖ばっかりで、東部にはあまり大きな都会はありません。なんか街並みもトレーラーハウスみたいな貧乏くさい家が多いし。それと、こちらで困ってるのが、テネシー訛りです。Pennsylvaniaの標準的な米語でさえ聞き取りが怪しいのに、こっちでは、ますますわかりません。訛りというか、語尾をはっきり発音してくれないんですね。。人に会うたび「はうでぃ」とか挨拶されて、何て言ってんだ？と思ったら "How are you doing?" だったり、 "How was your flat?" って聞こえて、flatって何だっけ？アパートのこと？？と腑に落ちずによくよく確かめたら "flight" だったり。。まー、日本でも田舎の方言って理解できないこともあるから、しかたないかも。

●98/12/1 花の都: てなわけで、行って来ましたワシントン＆ニューヨーク。
今回は、Ｓ氏と二人での旅なので、わりと心強かったです。

まず１日目。目的地とは逆方向のPittsburgh空港へ向かい、レンタカーをGET。 HERTZというレンタカー会社ですが、会員証を持ってるので問題なく借りれるかと思いきや、、クレジットカードを出せと言われて銀行のCHECKカード（VISA付き）を出したところ、これはダメとのこと。一瞬あせりましたが、会社支給のAmerican Express Corporateカードも携帯してたのでどうにか借りれました。。でも、あやうく往復２時間かけて家まで取りに戻るところでした。（日本で作ったクレジットカードなんかは、無くすと困ると思って普段は持ち歩かないのです）
CHECKカードとCREDITカードは、日常の買い物では同じように使えるのですが、やっぱり車を借りるというような場合は「信用」が必要ということのようです。 HERTZの場合、年齢も25歳以上でないとダメだし。一つ勉強になりました。
で、片道４時間くらいかけてワシントンへ。例によってまたまた高速を降りる出口を見逃してしまい、あわてて次の出口で下りたら、これがまた別の高速への入り口で、強制的に20マイル先のDulles国際空港まで行くはめになってしまいました。。ということでワシントン市内へ入った頃には日も暮れて、おしまい。夕食は隣街George Townの日本料理屋へ出かけ、寿司を食しました。板さんは日本人かと思いきや、アメリカ人のおばさんで、ちと躊躇しましたが。。

２日目。ホテルは市街地のど真ん中のDays-Innで、ホワイトハウスやモール（博物館）まで歩いていける距離。（前回来た時は、D.C.の東の外れの治安の悪そうな場所のDays-Innで、しかもモーテルのくせに$80くらい取られたのですが、今回は一応、ちゃんとしたホテル形式で、ロケーションも最高だったのに$60ですみました。。）
さて、今回は、金曜日ということでFBIの館内見学ツアーを狙ってたのですが、（前回は祝日だったのでやってなかった）、行ったら飛び石連休の谷間ということかまたまた休みだったのでした。。ちゃんと仕事しろよFBI！！
で、しかたなく航空宇宙博物館と自然史博物館へ行って過ごしました、、なんかリピーターになりそうです。。ちなみにエノラ・ゲイ（原爆を投下したB29）の展示室は改装中で見れませでした。

３日目。朝８時発のAMTRAKメトロライナーに乗ることに。で、ホテルからUnion Stationまで２kmくらいあるので、地下鉄で移動しようと思ったら、土曜日の朝は地下鉄の駅が開いてない！朝８時オープンだなんていくらなんでも遅すぎる、、アメリカの公共輸送機関をナメてはいけませんでした。。しかたなく歩いて移動することに。
AMTRAKは、半官半民の全米規模の鉄道会社（JRみたいなもの？）で、メトロライナーはWashington,D.C. ～ New Yorkを３時間で結ぶ列車です。普通席でしたが、左右２列で前後も広く、グリーン車並みでした。というわけで、

ワシントンD.C.のスナップ写真（追加版）は、こちら。
さて、ニューヨークでは、まずホテルにチェックイン。奮発してマンハッタンのど真ん中、一泊$300のホテル（といってもHoliday Inn）でしたが、さすがに近所のHoliday Innとは数ランク違ってて、部屋のテレビは、最新の映画が見れるだけでなく、プレステまで遊べてしまう、特別仕様のテレビでした。。で、夜はナムコクラッシクのギャラガに熱中したり。。ニューヨークまで来て何やってんだか。。
午後は、自然史博物館へ行ったり、日系のラーメン屋や寿司屋へ行って、日本食三昧でした。それから、今回の旅行の最大の目的、日系書店へ行って本やマンガを20冊くらい買いこみました。おかげで荷物が重くなって大変でした。地下鉄に乗ったら２回続けて間違った電車に乗ってウロウロするはめになって、、なんかハーレムの方まで迷い込んだし。。
夜。JTBのオプションツアー、ヘリコプターに乗ってマンハッタンの夜景を眺める！っていうのに参加。最小催行人数２人ということになってて、集合場所へ行ったら我々２人だけだったという。。ヘリポートはハドソン川沿いにあり、飛行時間がたかだか15分で$98。決して安くない金額で、もったいなかったかなー、と最初は思わなくもなかったのですが、感想を一言でいうと、

FANTASTIC!!
ヘリコプターに乗るのも初めてで興奮したし、何より、100万ドルの夜景というのは嘘ではありませんでした。ほんと、もっと飛行時間が長ければ。。

４日目。お約束のコース、エンパイアステートビルへ。１時間近く並んだ割には、展望階から眺める景色も、ふーん、という感じ。。やはり前夜の夜景を見てしまったから。。で、ここの２階にはマンハッタン上空を３Ｄ仮想飛行旅行できるというアトラクションが最近出来ていて（映画を見ながら座席が前後左右に激しく揺れるというやつ）、こっちの方が楽しめました。
午後。タクシーでチャイナタウンへ向かって飲茶。１皿３人前くらいの分量の料理が並べられて、動けないほど食べまくってから、空港へ。お疲れ様でした。

ニューヨークのスナップ写真は、こちら。

●98/11/25 旅行代理店はもう要らない

明日、11/26はThanksgiving Day、日本語でいうところの感謝祭で、私の会社はラッキーなことに11/30まで５連休になったのでした。（余談ですが、週末に別れるときの挨拶で"Have a nice weekend!"とかってよく言いますが、今回は"Have a nice turkey!"ってのもアリ、みたいです。。いろんなバリエーションがあるもんだ、と感心しました： turkeyっていうのはもちろん七面鳥のことです）

というわけで、この機会に、またまた遠出をすることに。どこへ行くかいろいろ迷った挙句、３泊４日でワシントンD.C.→ニューヨークという欲張りなプランを立てたのでした。しかも、移動手段が、

Pittsburgh→Washington,DCは、レンタカーを借りてドライブ（乗り捨て）
Washington,DC→New Yorkは、Amtrakのメトロライナーで鉄道の旅
New York→Pittsburghは、らくらく飛行機で

という、これまた欲張ったプラン。
さて、特筆すべきなのは、これらの旅の手配（レンタカー、鉄道、飛行機、ホテルの予約）を、みーんな、インターネット上で済ませてしまったのでした。。アメリカにも日本語受付ＯＫの日系旅行代理店が何社もあるので利用してもよかったのですが、基本的に電話したり人に相談するのが嫌いな性分の私には、オンライン予約システムは、まさに文明の利器というか、スゴイゼスゴイゼスゴクテシヌゼ的便利さなのでした。
特に飛行機については、最近、アメリカ国内ではE-TICKETというのが普及しつつあります。これは航空会社のコンピュータに予約を入れるだけというチケットレスのシステムで、明日、突然飛行機に乗る！というような場合に効果絶大です。（通常なら代理店でチケットを発券したものを何とかして受け取らなければならないから）、しかも、インターネット上で、そのまま座席指定までできてしまう（こともある）という、スグレモノです。実際、E-TICKETのように航空会社が直接チケットを販売するスタイルが普及すると、旅行代理店が不要ということにもなるみたいで、最近読んだ新聞では、ユナイテッド航空が代理店への販売手数料を一方的にカットすることを決めるなど、これまでの共存関係が崩れる動きもあるようです。代理店の人には大変でしょうが（それでなくてもこの不景気で倒産する会社が多いとか）、利用客にしてみれば、簡単予約はありがたいシステムです。

そう、ドラクエ２でムーンペタの街のオヤジが発した感嘆の言葉が、10年経った今、脳裏に蘇ってきました。。

「べんりなよのなかになったものじゃのう。。」

●98/11/14 今日の工作: 久しぶりにPCでゲームでもやるかね、と思い立った私は、どういうワケか30分後には、テスターとハンダコテを買い求めるためショッピングセンターに車を走らせていました。

すっかり腕が衰えたとはいえ、私とて、へっぽこシューターのはしくれ。 PCでも専らシューティングゲームしかやりません。勘をにぶらせないためにも時々はプレイしなくてはダメなわけですが、残念ながら諸般の事情で、業務用ゲーム基板は実家に残して来てしまい、しかたなく、セガサターン用、PC用のシューティングタイトルだけを何とか持参してきました。サターンのほうは勿論、バーチャスティック使用なのでイイ感じですが、 PCでは安物のジャンク級ゲームパッドしか手元になかったのです・・・これが私を突然の行動に駆り立てた理由です。 グラIIを２番装備でプレイ中、レーザーワインダーをかけようと思って地面に激突した瞬間、キレたのです。十字ボタンなんかを考案した奴は死刑だ！

以前は、業務用基板とPCで専用のコントローラBOXを併用できるようハーネスを作ってたのでノープロブレムでしたが、こいつも置いてきてしまっている。というわけで、何とかしてバーチャスティック（VS）をPCに繋げようと思い立ったのでした。聞くところによると、VSを利用するためのPC用ISAボードがセガから発売されているそうですが、そんなものが、サターンのシェアが限りなく０に近いアメリカで手に入るはずもなく、そんなわけで、苦肉の策というか、荒業というか、 PC用のゲームパッドをバラして直接、VSに結線しちゃえ！という短絡的なプランを実行したのでした。
前置きが長いですが、Gravis GamePadを惜しげもなくブチ切って製作開始。基本的には単純にジャンパで結線するだけです。写真のようにサターン用、PC用２つのケーブルを出して、外観もイイ感じ。

結果的には、このアイデア、なかなか成功したと思います。一点だけハマったのは、GamePadの方向入力がVccコモン（ていうか正論理になっている）らしく、JAMMA（業務用）規格のように負論理だと思い込んで結線したら認識しなかったのでした。困ったことに、サターンは負論理なのでこのままでは共用できません。いずれ切り替えスイッチが必要ですが、とりあえずはサターンの内部コネクタをその都度抜き差しすることで妥協。

２時間後、改めてグラIIをプレイ。１周目70万弱の点効率で自分としてはまずますかな、、と満足していたら２周目３面で突然死。納得いかーん！

●98/11/7 DUCKY TOUR: すでに先週の話になってしまいますが、Halloweenの10/31、Pittsburghダウンタウンへ出かけて、話に聞いた「ダッキーツアー」というのに行ってきました。
なにがダッキーかというと、写真のような水陸両用車に乗って、中心街の高層ビル群と、Point State Park付近の合流する川の中を遊覧できるというもので、大変オトクなツアーです。大人$12で所要時間30-40分ほど。 Monongahela川南岸にあるStation Squreから出発して、市街をぐるっと周り、反対側の Allegheny川を渡ってAndy Warhol美術館を過ぎ、Three Rivers Stadiumの横から Ohio川に進水するコースでした。
ツアーガイド兼キャプテンがとても陽気な人たちで、客と掛合漫才のようにジョークを交えながらのツアーでした。街中では意味もなくクラクションを鳴らして、客はそれに合わせて全員「クワックワッ」と合唱しなければならないという。。

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